脱毛でやけどすることがある?
黒いメラニン色素への反応でムダ毛を減らしていく方法が、多くのエステやクリニックで採用しているムダ毛処理のマシンの原理です。
そのため脱毛を始めてから終わりを迎えるまで、肌のトラブルを起こすことなく順調に毛を減らしていくためにも、日焼けをしないようにUVケアをしっかりとしましょう。
肌や毛質に対してマシンの照射出力が高すぎることも
丁寧に接客をしてくれるエステサロンでも、医療機関である美容クリニックでも、脱毛でやけどをする可能性はゼロではありません。
原因の一つは照射をする出力の設定が、肌状態や毛質に対して適切ではないために起こるケースです。
施術するスタッフの経験が少ない場合、判断を誤り出力を上げ過ぎてしまい、肌に問題が起きる可能性があります。
ですが多くのエステサロンやクリニックでは、こうした皮膚トラブルがないように、スタッフの知識と技術面の教育を徹底していることがほとんどです。
スタッフの技術と知識と判断力が未熟であるというのは、無いとは言えないもののあまり多い例ではありません。
しかしゼロではないことも考えると、施術を受けているときに、いつもよりも痛みを強く感じたら、適切な出力になっていないかもしれないので、その時にはスタッフに伝えることです。
毎回同じスタッフが責任を持って担当をするエステもありますが、大手になるほどランダムに不特定多数のスタッフが施術にあたりますので、痛みに耐えられないようなときには、絶対に我慢をしないで伝えて出力の設定をしてもらいます。
相手はプロで多数の経験を積んでいるはずですから、適切な判断で出力の設定はするものの、本人にとって痛みが強いとか変だと感じたら、トラブルが起きる前に伝えなければなりません。
日焼けをした黒いメラニン色素の多い肌は要注意
医療レーザーやエステの光などでのムダ毛への照射は、安全面にも配慮をして施術を行いますが、肌が黒い状態で照射をすると脱毛でやけどすることがあります。
完了をするまでの期間は日焼けをしないように言われますが、これはエステでもクリニックでも、黒いメラニン色素に反応をする仕組みのマシンを使っているからです。
最も良いのは白い肌に黒い毛が生えている状態であり、光やレーザーを照射するととても良く反応をします。
紫外線をたっぷりと浴びて肌を黒くしてしまうと、ほとんどの施設では施術を見送る方向になります。
無理をして照射をすると肌トラブルを起こすので、施術不可となるケースがほとんどです。
どうしても施術をするとなったら、最低出力での照射をすることもありますが、力がとても弱いだけに効果も低くなります。
だからといって肌が白い時と同じような出力の設定にしてしまうと、肌には強い痛みを感じて赤くなりますし、それ以上のトラブルになるので控えなければなりません。
皮膚のトラブルを起こさずに順調に通い毛量を減らしていくためにも、契約をして完了をするまでは日焼け止めクリームを使用したり、長袖を着たり日傘を差したりして、しっかりとUVケアを行うことが大事になります。
乾燥をしやすい肌にはたっぷりの保湿を
季節によって空気が乾燥しやすい時期もありますし、太陽光が強い夏場などは肌も乾きやすく、意外と年間を通して素肌は乾燥をしやすいです。
そして、肌が乾燥したまま脱毛の施術を受けることも、やけどをする原因となります。
一見すると肌の乾きと施術は無縁に感じますが、皮膚が乾いていると守りの力が弱くなるため、光やレーザーの強い力に肌が負けやすくなります。
真皮層には常にたっぷりの水分と美容成分があるので、あらゆる外部刺激から肌を守ることが出来ますし、レーザーや光の刺激を受けても守る力があります。
しかし、照射をすると肌に熱をこもらせて、水分を蒸発させる原因になるので、普段から肌を乾燥したままにしておくと、施術時の痛みも強く感じますし、肌トラブルも起こしやすいです。
エステやクリニックでムダ毛の施術を受けるのであれば、完了を迎えるまでの期間は十分な保湿をするようにします。
予約を入れた前の日にも、たっぷりの化粧水や乳液での保湿を行うのと共に、施術を受けた日の夜も十分な保湿ケアをして、常に肌を潤しておくことが必要です。
顔にはいつもの基礎化粧品で水分を十分に浸透させて、ボディは範囲が広いので、ボディ用で市販している大容量のボディミルクやローションを用意すると惜しみなく使えます。
肌や毛の状態を確認しても、本人の体調などによっては痛みを強く感じて、肌トラブルの原因となることもあります。
早くムダ毛の無いツルツルな肌になりたいと期待をするものの、施術時に痛みが強いと感じたら、すぐにスタッフに伝えるようにしましょう。